立春を過ぎ、いよいよ春ですね。
越冬した芝生が新芽を出し、これからだんだんと緑色が広がってきます。
今のうちから管理して、美しい芝生のじゅうたんを楽しみましょう。
この時期、雨が降った翌日は草むしりのチャンス!
雨で地面が緩んで、スルスルと抜けます。
芝生の目地のすきまに生えかけた雑草を、今、小さいうちに抜いておけば
除草も楽だし、芝も均等に広がるしで、一石二鳥です。
3~4月のうちに1回、緩効性の肥料をまくと、新芽・新根の発生を促すことができますよ。
5月~8月は、生長の盛んな時期です。
放っておけば上へ上へ伸びて地面はスカスカ、見た目はボサボサ・・になってしまいますが、
この時期に繰り返し刈り込むことによって、芝が横にも広がり目が詰まって美しくなります。
刈り込みの高さの目安は2~4cm。
刈ったあとはクマデなどで掃除して、芝生の中の刈りくずを取り除きましょう。
刈りくずや枯葉は、病害虫の原因になったり、芝生の生育を妨げてしまいます。
干からびやすい夏場は、2~3日に一度たっぷりと水やりを。
それでも、芝生が思うように育たないな~という時は、「目土入れ」を試してみるといいかもしれません。
芝生を薄く土で覆うことを「目土入れ」といいます。
目土をかけると、浮き上がった株がしっかりと根づき、
活力が回復して、芝生の濃い部分と薄い部分が均等になります。
芝生が青くなる前の春先が効果的です。
雑草の種が混ざっていない、新鮮な土を使ってくださいね。
芝を張って3~5年たったら、エアレーションも効果的です。
芝生面に10cm間隔くらいで深さ5~10cmほどの穴を開け、土のなかに空気を送り込みます。
床土(とこつち)が柔らかくなり、通気性が改善されて芝生が活き活きしますよ。
適期は初夏です。ローンスパイカーという道具を使うと簡単です。
とはいえ、お手入れの基本は芝刈りと除草です。
蚊にも負けず、雑草にも負けず、紫外線にも負けることなく頑張りましょう。
びっしりと、目が詰まるまでの辛抱です。
頑張った分はきっと、美しい芝生、美しいお庭が楽しめることと思いますよ。