目隠しの手法は、フェンスだけではありません。
リビングや玄関が道路から丸見えだと困るから、目隠しが欲しい。
それで「いい目隠しフェンス」をお探しではありませんか?
おしゃれで素敵な目隠しフェンスはたくさんあります。
様々なメーカーから、いろんなタイプ・用途のフェンスがどんどん出ています。
お家のイメージに合った目隠しフェンスはきっと見つかります。
ですが今回は、目隠しフェンスのえらび方ではなく
ちょっと視点を変えた目隠しのヒントをお届けします。
心地よい暮らしのためには、ご家族のプライバシーの確保がなにより大切。
と同時に、「そこに居ると心地がいい」「気が休まり癒される」といった空間であることも
同じくらい大切だと私たちは考えています。
目隠しを優先するあまり、圧迫感や閉塞感が出てしまってはもったいないと思うのです。
浴室のように絶対的な目隠しが必要な場合や、近隣との境界線を兼ねる場合は
目隠しフェンスで物理的に遮るのがベストですが
そこまででない場合や、見た目やデザインを優先できる場合は
外構デザインを少し工夫する、という選択肢もあります。
外からの視線は、外構デザインの工夫によって
感覚的・空間的に、そしてさりげなくそらすことが可能です。
結果的に、圧迫感やコストを抑える効果も期待できます。
ただただ大きい目隠しフェンスを設置し、むやみに隠すのではなく
さりげなく、自然に目線を外すことができれば
デザイン性と機能性・防犯性を兼ね備えたおしゃれな外観(ファサード)をつくることができますよ。
グロウスガーデンの施工例をいくつかご紹介します。
1.土地の高低差と植栽を利用した目隠しテクニック
道路よりも敷地が少し高くなっているお宅です。
道路からの高低差を利用して門柱の高さを抑え、お部屋からお庭の緑や広がりを楽しめる設計です。
窓の前の植栽と門柱が視線を散らすので、わざわざ意識して覗かない限り、道行く人の目線はリビングの中まで届きません。
また、ポスト横に植えられた植栽の細い枝や葉が、玄関まわりもさりげなく隠してくれます。
高低差を活かした華やかなガーデンエクステリア│群馬県高崎市│グロウスガーデン施工例
2.玄関アプローチに角度をつけた目隠しテクニック
道路に対して斜めに門柱を設け、デザイン性を持たせつつ、道路からの視線をシャットアウトした施工例です。
ご家族や来客が敷地に少し踏み入れば、明るく開けた玄関アプローチが待っています。
駐車場とお庭を区切っているのは天然木の板塀です。自然の木の温もりと、ほどよいすき間が閉塞感を和らげてくれます。
駐車場にもなる玄関アプローチ│群馬県高崎市│グロウスガーデン施工例
3.角度×植栽をかけ合わせたハイブリッドな目隠しテクニック
道路に対して角度をつけた玄関アプローチと、リビングの前で美しく葉を広げる植栽。
前述した二つの要素を兼ね備え、通行く人の目線を自然にそらします。
面する道路の人通りや隣家の窓の位置などを考慮しながら、プライベートな空間をさりげなく守ります。
大胆に見せているようで、隠すところはそれとなく隠す、小ワザのきいた施工例です。
家族とともに成長する庭│群馬県高崎市│グロウスガーデン施工例
4.門柱に目隠し機能を持たせたデザインテクニック
一般的な門柱と目隠し用のフェンスを別々に設けるのではなく、
門柱自体を大きくデザインして目隠し機能を持たせました。
門柱の裏には、緑に囲まれた心地のよいプライベート空間が広がっています。
天然の石や植栽が十分に建物を彩っているので、すっきりとシンプルに。飽きのこない設計です。
シンプルが美しい南側道路の家│群馬県高崎市│グロウスガーデン施工例
5.ウッドデッキ前に植栽する目隠しテクニック
お庭に迎える木は、庭のすみや壁沿いに植えるものとは限りません。
あえてウッドデッキのすぐ前に植栽することにより、外からは家の中が見えにくく
中からは自然の造形美を四季折々、間近で感じることができます。
リビングから眺める、緑越しに広がった芝生も美しいですよ。
こちらのお宅はお庭のまわりに板塀も設けていますので、二重の目隠し効果があります。
おしゃれな自然派エクステリア│群馬県高崎市│グロウスガーデン施工例
6.板塀を使ったナチュラルで閉塞感のない目隠しテクニック
こちらのお宅は、道路の向かい側が企業様の駐車場でした。
朝晩の人通りが多く、なにか目隠しがないと玄関に出入りするたび人目が気になることでしょう。
広い範囲を隠したい場合は天然木の板塀がおすすめです。
ブロック塀やアルミ製のフェンスと違って圧迫感やコストも控えめ。
ほどよいすき間から光が差し込み、明るくナチュラルで、見た目もおしゃれに仕上がります。
なにより手触りや質感に木の温もりがありますので、空間を優しく包んでくれますよ。
おしゃれ×多機能な目隠しフェンス│群馬県高崎市│グロウスガーデン施工例
7.パネルを溶接加工し、多目的に生かす目隠しテクニック
隣家との境界の目隠しにパネルを使用した施工例です。
ただ設置するだけだと色気がないので、せっかくなら使い勝手がよくなるように、手を加えました。
家のトーンに合わせて色を選び、屋根をつけて、奥は物置き用のスペースに。手前はサイクルポートです。
デッドスペースになりがちな場所も目隠しだけで終わりにせず、機能性を持たせると多目的に使えますね。
まとめ
「目隠し」は点で捉えず、全体のバランスや住み心地を考えることが大切です。
また、緑と一緒に取り入れると閉塞感が和らぎ、目隠し以上の心地よさが生まれます。
外構で目隠しを検討するときは、面する道路の人通りや隣家との距離、
窓の位置や土地の高さ、駐車場に車があるときとないとき・・などなど
考えられる周囲の環境や、ご家族のライフスタイルを考慮する必要があります。
外構の正解はひとつではありません。
ご家族が何を重要視するのかによっても、目隠しに使う素材や外構デザインは変わります。
この先もずっと続く心地よい暮らしのために
上手に目隠しをとりいれて、世界にひとつだけの
最高の住まいを完成させてくださいね。