高低差のある土地の外構デザイン

土地の高低差を生かして、アプローチは一段高く。
蹴込みの階段とあわせて、大きく広がったステージのような踊り場を設けました。
滑りにくく、割れにくい洗い出しコンクリートです。
奥から手前にかけて、より広く見せるため、斜めにデザインしています。

きちんと空間を区切りながらも、開放感をじゃましないシンプルな手すり。
転落防止の役割も担います。
ちょっとしたものを干すこともできますよ。

建物を囲うフェンスも、この手すりと似たデザインのものを取り入れました。
水平に伸びるラインが統一感を出してくれます。

さりげなく、おしゃれなアクセントになっているのはボビポストです。
全体的に落ち着いた雰囲気にしたかったので、
主張しすぎない、それでいて存在感のあるカラーを選びました。

ポストは壁付けにせず、あえて自立タイプに。
表札もポストにつけることが可能ですが、こちらもあえて別にしています。
かっこよさとかわいさの駆け引きです。

ゴロゴロと大きな石は、土地から出てきたものを一部利用しています。
良いものは、生かさなければもったいない。
周りの景色になじむようナチュラルな造形を心がけています。

今後、下草が増えてくると、もっと緑豊かで美しくなりますよ。

建物の佇まいを格上げしてくれるのは、場所場所に添えられた緑です。
緑越しに見る建物は、より美しく見えるそうですよ。

植栽があるだけで、空間を立体的に演出してくれます。
なかでも成長が遅い木は、樹形がいつまでもきれいで
メンテナンスも楽なのでおすすめです。