お庭でたのしむ和のしつらい│和風庭園│埼玉県川口市
リビングから一歩おりると、そこには天然石のテラスがひろがります。
奥行きが限られたお庭ですが、建物に合わせて四角く収まりよく作るのではなく、
ななめにして不規則感を出すことで、広く見せることができます。
ウッドデッキであれば、リビングに合わせた高さで作りますが
石や植栽などの和の雰囲気を生かすために、低くして落ち着いた印象にしています。
お部屋とお庭をつなぐ重要な役割をしているのが、奥に置かれた沓脱石です。
沓脱石(くつぬぎいし)
靴を脱いでそこに置いたり、踏み台にしたりするために置かれた石のことです。主に和風庭園で用いられ、縁側や濡れ縁の下などに置かれます。お庭の景観も良くなります。
こちらのお庭には、備え付けのライトがありましたので、
そのライトが当たる場所に見栄えの良い大きめな石を置き、そのまわりに下草を植えました。
花束のようなアセビとセンリョウが、光を受けてお庭を彩ります。
御影石の延べ段(のべだん:お庭に設ける通路のことをいいます)と植栽が織りなす
コンパクトながら、和のしつらいをたのしめるお庭の完成です。