緑に包まれた優しいエクステリア│埼玉県本庄市
外構の色合いを建物に合わせ、全体に統一感をもたせる
白とベージュを基調とした、やわらかい建物の印象を大切に、
外構もその色合いを意識して設計させていただきました。
玄関前をカバーする門柱は、ひとつひとつレンガを積んで作られています。
ポストの深いグリーンが、ナチュラルなレンガによく映えますね。
駐車場と兼用の玄関アプローチは、見栄え良くおしゃれなデザインに
玄関前の限られたスペースをおしゃれに仕上げるには、
アプローチに曲線を取り入れたり角度をつけたりすると効果的です。
玄関はできるだけ見えにくく。また、斜めにデザインすることで
余白が生まれ、植栽スペースとして活用することができます。
建物の前に緑があると、建物がより美しく見えるんですよ。不思議ですね。
用途の違う空間を自然になじませているのは、
アプローチと駐車場をつないでいる石貼りの床です。
人工的に作られたものと違って天然の石からできているので
表面に凹凸があり、雨の日も滑りにくく、見た目も艶やかで上品です。
アクセントカラーは「白」
はじめてお伺いしたときに、建物の雨どいやサッシ、
ベランダの手すりに使われている「白」が優しく印象的でした。
そこで、外構工事でも所どころに差し色として「白」を使用し、
建物と外構の一体感を大切にしています。
さて、どこに使われているでしょう。
カーポート、板塀の柱、境界フェンス
そして、シンボルツリーの白樺(ジャクモンティー)です。
本来、白樺は寒い気候でないと生育が難しいのですが、園芸品種
ジャクモンティーは関東地方など比較的暖かい地域でも植栽が可能です。
白くすらっとした樹肌が一年中美しく、春の新緑も、秋の紅葉も見事ですよ。
おすすめの庭木のひとつです。
近隣からの目隠しは、お庭の木々が担います
白い柱の板塀に沿って奥へ進むと、緑豊かでさわやかなお庭がつづきます。
植栽スペースを確保するようにウッドデッキを設計し、背の高いリキュウバイを植えています。
春には清楚な白い花が咲きます。バルコニーから、可愛らしいお花がたくさん見られると思いますよ。
手前に植えたのはホルトノキです。常緑の木で、年中葉の一部が紅葉している観賞価値の高い木です。
空に向けて広がる葉が光を受けて、明るく美しいですね。
住宅街ですので、奥やお隣のお宅からの目線を外せるよう、高めの木で目隠しをしています。
また、板塀に沿って低・中・高と高さの違う庭木を植栽し、
視覚的な奥行き感を出しています。
塀で囲うだけのお庭と比べて、お庭空間に広がりを感じられると思います。
四季折々の豊かな表情を楽しんでいただけたら嬉しいです。